「せっかく外壁塗装の工事を始めたのに、雨が降ってきた…!大丈夫かな?」

こんな経験はありませんか?
外壁塗装は天候に左右されやすい工事の一つです。
しかし、雨の日だからといって必ず工事が中止になるわけではありません。

この記事では、雨の日でも行える外壁塗装の作業内容や、雨天時の外壁塗装がNGな理由、雨が多い時期の対策などを詳しく解説します。

雨の日に行う外壁塗装がNGな理由

外壁塗装は、雨の日に行うと仕上がりだけでなく、建物の寿命にも影響を与える深刻な問題を引き起こす可能性があります。以下、3つの理由を詳しく解説します。

1. 耐久性の低下

雨天での塗装は、塗料が十分に乾燥しないうちに雨水が混ざり、希釈率が変わってしまう恐れがあります。
本来の性能を発揮できず、塗膜が薄くなり、耐久性が低下します。

具体的には、以下のような問題が発生します。

塗料が流れ、ムラができる

雨で流された塗料は、外壁にムラを作ってしまうだけでなく、必要な厚みの塗膜が形成できず、本来の保護機能が低下します。

塗膜が弱くなり、剥がれやすくなる

十分に乾燥していない塗膜は、雨水や紫外線などの影響を受けやすく、剥がれやすくなります。
早ければ数年で、外壁の塗り替えが必要になる可能性もあります。

2. ひび割れや剥離の原因になる

雨天や外壁が濡れた状態での塗装は、塗料と下地の密着が悪くなり、ひび割れや剥離の原因になります。

塗料と下地の密着が悪い

濡れた外壁は、塗料と下地の接着を妨げ、剥がれやすくなります。

ひび割れ

十分に乾燥していない塗膜は、ひび割れを起こしやすくなります。
ひび割れは、そこから水が侵入し、さらに劣化を進行させる可能性があります。

3. 仕上がりが悪くなる

雨天での塗装は、雨だれやムラができ、美観を損なう仕上がりになります。

雨だれ

雨水が塗料に混ざり、乾燥後に雨だれ跡が残ってしまうことがあります。

ムラ

濡れた外壁に塗装すると、塗料の伸びが悪くなり、ムラができやすくなります。

もし、塗装中に雨が降ってきた場合は、塗装業者は養生などで雨対策をしますが、それでも仕上がりに影響が出る可能性があります。
雨天での塗装は、スケジュールよりも仕上がりを優先し、延期することをおすすめします。

雨の日でもできる外壁塗装の作業内容

外壁塗装は基本的に雨の日には行えませんが、塗装以外の作業であれば可能です。
具体的には以下の作業が雨の日でも行えます。

1. 足場の組み立て・解体

足場の組み立て・解体は、外壁に直接触れる作業ではないため、雨の日でも行えます。
ただし、大雨や強風の場合は、作業員の安全を考慮して延期になる場合があります。

2. 飛散防止シートの設置

飛散防止シートは、塗装中に塗料が周辺に飛び散るのを防ぐために設置します。
こちらも足場と同様に、外壁に影響を与えることなく設置できます。
飛散防止シートは、塗装の仕上がりを左右する重要な役割を果たすため、必ず設置する必要があります。

3. 高圧洗浄

高圧洗浄は、外壁の汚れや古い塗膜を水圧で洗い流す作業です。
水で洗い流す作業なので、雨の日でも行えます。

むしろ、雨の日の方が近隣の洗濯物への飛散を気にせずに作業できるというメリットがあります。
ただし、大雨の場合は作業を中止する場合があります。

塗装工事中に雨が降った場合

塗装工事中に雨が降ってしまった場合、以下の点に注意する必要があります。

1. 塗装業者に確認する

まず、塗装業者に雨天時の対応について確認しましょう。
優良な業者は、雨天での塗装が仕上がりや耐久性に影響を与えることを理解しており、すぐに作業を中断します。
しかし、中には工期を優先して雨天でも作業を続ける業者も存在します。

2. 中断後の状況を確認する

作業が中断されたら、塗装面に異常がないか確認しましょう。
雨によって塗料が流れたり、ムラになったりしていないか、また、塗膜が剥がれていないかなどを確認します。
異常を発見した場合は、業者にすぐに相談し、適切な処置を依頼しましょう。

3. 塗り直しが必要になる場合

塗装の作業によっては、雨が降ると塗り直しが必要になることがあります。
特に、塗料が乾く前に雨が降ると、不純物が混ざり、仕上がりに影響が出る可能性があります。

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雨が多い時期の外壁塗装

雨の日が多い時期の外壁塗装工事は、通常よりも多くの時間と注意が必要です。
以下、雨天時の対応について詳しくご紹介します。

1. 雨天での塗装は基本的に避ける

塗装業者は、雨天での塗装は仕上がりや耐久性に悪影響を与えるため、基本的に避けます。
雨天でも作業を続ける業者もありますが、そのような業者は工期を優先している可能性があり、仕上がりや安全性に問題が生じる可能性があります。

2. 雨上がりの場合も作業できない場合がある

雨が止んでも、壁面が完全に乾燥するまで塗装はできません。
雨上がりは湿度が高く、塗料が十分に乾燥しないためです。また、その後再び雨が降る可能性もあり、せっかく塗装しても台無しになってしまう可能性があります。

3. 工期が延びる可能性がある

雨が多い時期は、塗装作業が思うように進まず、工期が大幅に延びる可能性があります。
特に、梅雨時期や台風シーズンは、工期が1週間以上延びることも珍しくありません。

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まとめ

雨の日に行う外壁塗装は、仕上がりや耐久性に悪影響を及ぼす可能性があるため、基本的にはNGです。
しかし、雨天でもできる作業や雨の日が多い時期の対応策もあります。

この記事では、雨の日と外壁塗装に関する疑問を徹底解説しました。
外壁塗装を検討している方は、ぜひ今回紹介したポイントを参考に、信頼できる業者を選んでください。

株式会社YU-SHINは、塗装に関連した様々な事業を展開しております。
外壁・屋根塗装はもちろん、足場仮設や防水工事、補修工事など、戸建てからビル・マンションの大規模工事まで幅広く行っております。

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