外壁リフォームを考えるときに、「お気に入りのデザインを残したまま、外壁を保護できる方法はないだろうか?」と調べて行き着くのがクリア塗装です。
透明な塗料で仕上げるため、模様や色をそのまま活かせるのが大きな魅力です。
しかし、実は「どんな外壁でもクリア塗装ができるわけではない」という落とし穴があります。
築年数が経った外壁や劣化が進んでいる外壁に無理に施工してしまうと、数年で白く濁ったり、塗膜が剥がれてしまったりと、かえって後悔するケースも少なくありません。
「うちの外壁はクリア塗装できるのだろうか?」
「費用はどれくらいかかるのか?」
「失敗しないためには、何を基準に判断すればいいのか?」
そんな疑問や不安を抱える方のために、本記事ではクリア塗装ができるかどうかの判断基準や、メリット・デメリット、費用相場、さらにありがちな失敗事例と回避策まで詳しく解説します。
目次
【写真で3分セルフ診断】クリア塗装ができる外壁・できない外壁
それでは早速、あなたの最大の疑問である「そもそも、うちの壁にクリア塗装はできるのか?」を解決していきましょう。
ここでは、クリア塗装が可能な良い状態の外壁と、残念ながら施工が難しい劣化症状を、写真付きで具体的にご紹介します。
クリア塗装ができる新築から10年以内の外壁の状態
クリア塗装の最大の目的は「今ある美しいデザインを保護すること」です。そのため、クリア塗装ができるのは、基本的に劣化がほとんど進んでいない良好な状態の外壁に限られます。

具体的には、以下のような状態であれば、クリア塗装の対象となる可能性が高いです。
- 全体的な色あせが気にならないレベルである
- 築年数が10年以内である
- 目立ったひび割れや傷がない
- 外壁を手で触っても、白い粉が付かない
新築時のようなツヤとデザインが保たれていれば、クリア塗装でその美しさをさらに長持ちさせることができます。
要注意!クリア塗装ができない7つの劣化症状
次に、クリア塗装の施工が推奨されない、あるいは不可能な外壁の劣化症状を7つご紹介します。
クリア塗装はあくまで「透明な保護膜」であるため、劣化症状を隠すことができず、かえって状態を悪化させてしまうケースがあるためです。
チョーキング現象(手で触ると白い粉が付く)

外壁を手で軽くこすった時、チョークの粉のようなものが手に付く現象を「チョーキング」と呼びます。
これは、紫外線や雨風によって塗料の表面が劣化し、顔料が粉状になって現れているサインです。
この粉の上にクリア塗装をしても、すぐに剥がれてしまうため施工はできません。
0.3mm以上のひび割れ(クラック)

サイディングボードに、名刺の厚さ(約0.3mm)が入るようなひび割れがある場合、クリア塗装の前にひび割れの補修が必要です。
しかし、補修を行うとその跡がクリア塗料の下から透けて見えてしまい、かえって目立ってしまうため、デザイン性を損なう可能性があります。
旧塗膜の膨れや剥がれ

塗膜が水ぶくれのように膨れていたり、パリパリと剥がれていたりする場合は、下地と塗膜の密着が失われている証拠です。
この上からクリア塗装をしても、古い塗膜ごと剥がれてしまうため、施工はできません。
サイディングの反りや浮き

サイディングボード自体が反ってしまっている場合、その隙間から雨水が侵入し、内部の劣化を進行させる危険があります。
塗装の前にサイディングの張り替えやビスでの固定が必要になりますが、補修跡が目立つためクリア塗装には不向きです。
カビや藻の著しい繁殖

高圧洗浄で落としきれないほど根深いカビや藻が広範囲に繁殖している場合、クリア塗料で閉じ込めてしまうと、内部でさらに繁殖する可能性があります。
また、シミのようになっている場合、洗浄しても跡が残り、クリア塗装では隠せません。
深刻な色あせ

レンガ調や木目調の柄が薄くなり、全体的に色あせが深刻な場合、クリア塗装をしても元の鮮やかな色には戻りません。
クリア塗装はツヤを出すことはできますが、色を復元する効果はないため、色あせた状態がそのままコーティングされることになります。
光触媒や無機コーティングされた外壁
新築時に「汚れが付きにくい」などの高機能性を謳ったサイディングの場合、表面に光触媒や無機系の特殊なコーティングが施されていることがあります。
これらの特殊な膜の上には、一般的なクリア塗料が密着しないため、専用の下塗り材が必要になるか、施工自体ができない場合があります。
判断に迷ったらLINEで写真を送るだけの無料診断へ
「うちのひび割れは0.3mm以上かな?」「この色あせは深刻なレベル?」 セルフチェックをしてみて、ご自身での判断に迷うのは当然のことです。
そんな時は、専門家に見てもらうのが一番確実で安心です。
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外壁クリア塗装のメリットと知っておくべきデメリット

ご自宅の外壁がクリア塗装できそうだとわかったところで、次にそのメリットと、後悔しないために知っておくべきデメリットをしっかり比較検討しましょう。
本当にクリア塗装があなたにとって最善の選択なのか、客観的に判断することが重要です。
メリット-お気に入りの外壁デザインをそのまま活かせる
クリア塗装の最大のメリットは、なんといっても「今のお気に入りのデザインをそのまま残せる」ことです。
レンガ調やタイル調、木目調といったデザイン性の高いサイディングは、それ自体が住まいの顔であり、こだわりだと思います。
そのデザインを塗りつぶすことなく、まるで新築時のようなツヤを蘇らせ、紫外線や雨風から保護できるのは、クリア塗装にしかない魅力です。
デメリット-劣化症状は隠せず補修跡が目立つ場合がある
一方で、知っておくべき最大のデメリットは、「良くも悪くも透明である」ことです。
クリア塗装は無色透明なため、既存の汚れ、色あせ、ひび割れといった劣化症状を隠すことは一切できません。
また、塗装前に部分的な補修を行った場合、その補修跡が透けて見えてしまい、かえって目立ってしまう可能性があります。
あくまで、「きれいな状態を、そのまま維持するための塗装」と考えるのが正解です。
比較表で見る塗りつぶし塗装との違い
クリア塗装と、一般的な色付きの「塗りつぶし塗装」の違いを比較表にまとめました。
どちらがご自身の希望に近いか、チェックしてみましょう。
| 比較項目 | 外壁クリア塗装 | 塗りつぶし塗装(単色) |
|---|---|---|
| デザイン性 | 今のデザインをそのまま活かせる | 心機一転、全く新しい色に変えられる |
| 劣化の隠蔽 | できない(劣化や補修跡は見える) | できる(軽微な劣化は隠せる) |
| 施工条件 | 劣化が軽微な外壁のみ可能 | ほとんどの外壁で施工可能 |
| ツヤの選択肢 | ツヤありが基本(一部ツヤ消しもあり) | ツヤあり、半ツヤ、ツヤ消しなど豊富 |
| 費用 | 塗りつぶし塗装とほぼ同等 | クリア塗装とほぼ同等 |
外壁クリア塗装の費用相場と見積もりの見方

クリア塗装を具体的に検討する上で、やはり気になるのは費用ですよね。
ここでは、30坪の一般的な住宅を例にした総額費用の目安から、塗料の種類による単価の違いまで、お金に関する情報を分かりやすく解説します。
【坪数別】総額費用の目安(足場代込み)
外壁塗装の費用は、「外壁の面積 × 塗料の単価」に、足場代や高圧洗浄費などを加えて計算されます。以下は、足場代など全て込みの総額費用の目安です。
| 延床坪数 | 塗装面積の目安 | 総額費用の相場 |
|---|---|---|
| 30坪 | 120~140㎡ | 70万~100万円 |
| 40坪 | 150~180㎡ | 80万~120万円 |
| 50坪 | 190~220㎡ | 90万~140万円 |
塗料の種類(シリコン・フッ素・無機)による単価の違い
クリア塗料にも、通常の塗料と同じようにグレードがあり、それによって単価や耐用年数が変わります。
費用と耐久性のバランスが良い「フッ素系」が人気です。
| 塗料の種類 | 単価(m²あたり) | 耐用年数の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| シリコン系 | 1,800円~2,800円 | 7~13年 | コストパフォーマンスに優れる |
| フッ素系 | 3,500円~5,000円 | 10~15年 | 高耐久で汚れに強く、人気が高い |
| 無機系 | 4,000円~5,800円 | 15~20年 | 最も耐久性が高いが、高価 |
通常塗装との費用比較表
「クリア塗装は特殊だから高いのでは?」という疑問をよくいただきますが、結論から言うと、「同じグレードの塗料であれば、費用はほとんど変わらない」のが一般的です。
| 塗装の種類 | シリコン系塗料の場合の単価 | フッ素系塗料の場合の単価 |
|---|---|---|
| クリア塗装 | 1,800円~2,800円 | 3,500円~5,000円 |
| 塗りつぶし塗装 | 1,800円~2,800円 | 3,500円~5,000円 |
このように、塗料の価格は色ではなく、その成分(シリコン、フッ素など)のグレードによって決まるため、クリア塗装だからといって特別高くなるわけではありません。
よくある失敗事例3選とプロが教える回避策
外壁のクリア塗装は、正しく施工すれば非常に満足度の高いメンテナンス方法ですが、残念ながら知識や技術が不足した業者による失敗事例が後を絶たないのも事実です。
しかし、ご安心ください。これからご紹介する3つの代表的な失敗は、すべてに明確な原因があり、正しい知識と手順で確実に防ぐことができます。
失敗例1-壁が真っ白に濁る「白濁現象」
クリア塗装の失敗で最も多く、そして最も深刻なのが、塗った部分が半透明の白い膜を張ったように濁ってしまう「白濁(はくだく)現象」です。
せっかくのデザインを保護するつもりが、白い膜で覆われてしまい、台無しになってしまいます。
- 原因
この現象の主な原因は2つあります。
一つは、高圧洗浄後の乾燥が不十分なまま塗装してしまい、壁内部の湿気が塗膜の中に閉じ込められてしまうこと。
もう一つは、雨の日や湿度が高い日に無理に塗装作業を進めてしまうことです - 回避策
信頼できる業者は、洗浄後に必ず十分な乾燥期間(通常1〜2日)を設けます。
また、塗装日の天候や湿度を厳しく管理し、少しでもリスクがあれば作業を中止する判断力を持っています。
見積もりや打ち合わせの段階で、「乾燥時間をしっかり取ってくれるか」「雨の日の作業はどうするか」を事前に確認することが重要です.
失敗例2-数年でパラパラ剥がれる「塗膜剥離」

塗装後、わずか2~3年で塗膜がパラパラと剥がれてくるケースです。
これは、塗料が下地であるサイディングに正常に密着していないことが原因で起こります。
- 原因
ほとんどの場合、「下地処理の不足」が原因です。
特に、高圧洗浄が不十分で目に見えない汚れや劣化した古い塗膜が残っていたり、チョーキング現象が起きている壁にそのまま塗装してしまったりすると、接着剤の役割を果たす下塗りとクリア塗料がしっかりと食いつきません。 - 回避策
この記事の冒頭でご紹介した「セルフ診断」で、ご自身の壁の状態を把握しておくことが第一歩です。
その上で、劣化診断を丁寧に行い、高圧洗浄にしっかりと時間をかける業者を選ぶことが、剥がれを防ぐための最も重要なポイントとなります。
失敗例3-下地のコーキングが目立ちすぎる

塗装自体はきれいに仕上がったものの、窓サッシ周りやサイディングの継ぎ目にある「コーキング(シーリング)」の跡が、予想以上に目立ってしまい、外観のバランスが崩れてしまう失敗例です。
- 原因
クリア塗装の場合、先にコーキングを打ち替えてから塗装する「先打ち」が基本です。
しかし、既存の外壁は経年で少し色が変化しているのに対し、コーキングは新品のため、その色の差がくっきりと出てしまうのです。 - 回避策
腕の良い業者は、既存の外壁の色に極力近い色のコーキング材を数十種類の中から提案してくれます。
契約前に、「コーキングの色は、壁の色に合わせて選んでもらえますか?」と一言確認するだけで、この失敗は防げます。
YU-SHINが実現する後悔しないクリア塗装
ここまでお読みいただき、「クリア塗装の成功は、最初の的確な診断と、業者の技術力にかかっている」ということをご理解いただけたかと思います。
私たち株式会社YU-SHINが、なぜ多くのお客様から選ばれ、「後悔しないクリア塗装」を実現できるのか。その理由をご紹介します。
専門家による正確な劣化診断と最適な塗料選定
「このひび割れは0.3mm以上か」「このチョーキングは許容範囲か」といったギリギリの判断は、お客様ご自身では難しいものです。
私たちは、数多くの現場を経験した専門家が、お客様の壁の状態をミリ単位で見極め、本当にクリア塗装が最善の選択肢なのかを正直にお伝えします。
無理な塗装は絶対に提案しません。
その上で、数あるクリア塗料の中から、お客様の壁の材質や状態に最も適した最適な一品を選定します。
ツヤ感や仕上がりを確認できる無料試し塗りサービス

「カタログや色見本だけでは、実際のツヤ感や仕上がりがイメージできない…」
そんな不安を解消するため、YU-SHINでは『無料試し塗りサービス』をご提供しています。
実際に塗装する壁の目立たない箇所に、候補のクリア塗料を試し塗りさせていただくことで、お客様ご自身の目で、太陽光の下での本当のツヤ感や仕上がりを確認し、心からご納得いただいた上で、本契約に進んでいただけます。
「想像と違った」という後悔をゼロにするための、私たちこだわりのサービスです。
自社施工による高品質な塗装と最長10年の長期保証
YU-SHINの塗装工事は、下請け業者に丸投げすることはありません。
厳しい研修を受けた腕利きの自社職人が、責任を持って施工します。
塗料メーカーが定める基準(塗布量、乾燥時間など)を徹底的に遵守することで、塗料が持つ性能を100%引き出し、長持ちする美しい保護膜を形成します。
その品質の証として、最長10年の長期保証をお付けしており、施工後も安心してお過ごしいただけます。
外壁クリア塗装のよくある質問

最後に、お客様からよくいただくクリア塗装に関する質問とその回答をまとめました。
Q. クリア塗装の耐用年数は何年?
A. お選びいただく塗料のグレードによって異なりますが、一般的なシリコン系で7~13年、人気のフッ素系で10~15年が目安です。
無機系塗料であれば、20年以上の耐久性も期待できます。
Q. 2回目の塗装でもクリア塗装はできる?
A. 基本的には難しいケースが多いです。
多くのクリア塗料は、既に塗装されている古い塗膜の上に重ねて塗ることを想定していません。
一度クリア塗装をした外壁の次の塗り替えは、一度古い塗膜をすべて剥がすか、色付きの塗りつぶし塗装に切り替えるのが一般的です。
ただし、壁の状態や前回の塗料によっては可能な場合もあるため、必ず専門家による診断が必要です。
Q. クリア塗装は透明だから色は変わらない?
A. はい、基本的に色は変わりません。
しかし、ツヤ(艶)が出るタイプのクリア塗料(ツヤあり、7分ツヤなど)で塗装すると、光の反射で色が濃く、鮮やかに見えるようになり、新築時のような深みが蘇ります。
「色は変えたくないけど、少しだけリフレッシュしたい」というご希望にぴったりです。
まとめ
今回は、外壁のクリア塗装で後悔しないための判断基準や費用、失敗事例について詳しく解説しました。
お気に入りのデザインを活かせるクリア塗装は、条件さえ合えば非常に魅力的な選択肢です。
そして、その成功の鍵は、ご自宅の外壁の状態をプロの目で正確に診断し、適切な施工をしてくれる信頼できるパートナーを見つけることに尽きます。
「うちの壁、クリア塗装できるかだけでも知りたいな」
「まずは概算の費用だけでも教えてほしい」
そう思われたら、ぜひ一度、私たち株式会社YU-SHINにご相談ください。
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お客様の不安に寄り添い、ご納得いただけるまで丁寧にご説明することをお約束します。
あなたの大切なお住まいが、これからも長く輝き続けるためのお手伝いができれば幸いです。








