「自宅の外壁を、ありきたりな色ではなく、おしゃれで温かみのあるピンクベージュにしてみたい」
マイホームの外壁塗装を考えたとき、そんな風に心惹かれる方は少なくありません。ピンクベージュは、上品さと個性を両立できるとても魅力的な色です。
しかし同時に、「イメージと違って安っぽく見えたらどうしよう…」「派手すぎないかな?ご近所から浮いてしまわないか心配」「汚れが目立ちやすいのでは?」といった不安を感じて、一歩踏み出せないでいるのではないでしょうか。
ご安心ください。この記事では、外壁塗装のプロである私たちが、長年の経験で培った知識と数多くの施工事例をもとに、ピンクベージュの色選びで失敗しないための全てを解説します。
目次
外壁をピンクベージュにしたおしゃれな施工事例
まずは、論より証拠。ピンクベージュの外壁が、実際の家でどのように見えるのかを見ていきましょう。住宅のスタイルによって印象が大きく変わるのが、ピンクベージュの面白いところです。あなたの理想に近いイメージを見つけてみてください。
モダンで洗練された家の施工事例

直線的でシンプルなモダンデザインの住宅にピンクベージュを合わせると、無機質な印象が和らぎ、洗練された中にも温かみが生まれます。都会的でシャープな雰囲気を保ちつつ、柔らかく上品な表情をプラスしたい場合に最適な組み合わせです。特に、グレーやブラックのサッシや屋根と合わせることで、全体が引き締まり、より一層モダンな印象が際立ちます。
可愛らしく温かみのある洋風住宅の施工事例

可愛らしくなりすぎず、どこか懐かしい温もりを感じさせるのが、洋風デザインとピンクベージュの組み合わせです。特に、レンガや木目調の素材との相性は抜群。まるでヨーロッパの街並みにある家のような、優しくナチュラルな雰囲気を演出できます。ブラウン系の屋根や玄関ドアを合わせると、統一感が生まれてカントリー調の可愛らしい外観になります。
ブラウンやホワイトで分けたツートンカラーの施工事例


「単色だと、のっぺりしてしまうかも…」と心配な方には、ツートンカラーがおすすめです。ピンクベージュは協調性が高く、様々な色と組み合わせることで、よりデザイン性の高い外観を実現できます。
外壁をピンクベージュにして後悔しない5つのポイント

「イメージと違った…」そんな後悔をしないために、ピンクベージュを選ぶ前に知っておくべき5つの重要なポイントを解説します。メリット・デメリットをしっかり理解し、注意点を押さえることが成功の鍵です。
メリット:上品で温かみのある印象を与える
ピンクベージュを選ぶ最大のメリットは、なんといってもその上品で温かみのある独特の雰囲気です。ベージュの落ち着きと、ピンクの持つ華やかさ・柔らかさを両立しており、景観に馴染みながらも、さりげない個性を主張できます。「ありきたりのベージュやクリーム色では物足りない」と感じる方にぴったりの色です。
デメリット:汚れの付着や色あせの可能性
一方で、デメリットも理解しておく必要があります。ピンクベージュは淡い色合いのため、雨だれによる黒ずんだ汚れや、カビ・コケといった緑色の汚れが目立ちやすい傾向があります。
また、ピンク系の色は、紫外線によって他の色よりやや色あせしやすいという性質も持っています。対策としては、汚れが付きにくい「低汚染塗料」や、色あせに強い「フッ素塗料」「無機塗料」を選ぶことをおすすめします。
注意点1:面積効果による色の見え方の違い
色選びで最も注意したいのが「面積効果」です。これは、小さな色見本で見た色と、広い面積に塗った色とでは、印象が異なって見える現象のこと。一般的に、明るい色はより明るく、淡い色はより淡く、鮮やかな色はより鮮やかに見えます。
ピンクベージュの場合、カタログの小さなチップで「ちょうど良い」と感じた色が、壁全体に塗ると「思ったより白っぽく、ピンク味が飛んで見えた」という失敗が起こりがちです。
注意点2:日当たりと天候による印象の変化
外壁の色は、太陽の光の当たり方によって大きく印象が変わります。日当たりの良い面では明るく白っぽく見え、日陰の面では色が濃く、落ち着いて見えます。
また、晴れの日には華やかに、曇りや雨の日にはしっとりと落ち着いた表情に見えるのも特徴です。色見本を確認する際は、室内だけでなく、必ず屋外の日の当たる場所と日陰になる場所の両方で確認しましょう。
注意点3:艶の有無で仕上がりが大きく変わる
塗料には「艶あり」「7分艶」「5分艶(半艶)」「3分艶」「艶消し」といった艶の度合いがあります。艶が強いほど光を反射して華やかな印象になり、汚れが付着しにくいというメリットがあります。
一方、艶を抑えるほど、光の反射が少なくなり、しっとりと落ち着いた上品な仕上がりになります。ピンクベージュの柔らかい雰囲気を活かしたい場合は、3分艶や5分艶といった、少し艶を抑えたものがおすすめです。
ピンクベージュ外壁を最高におしゃれに見せる配色パターン
ピンクベージュは、単色でも素敵ですが、他の色と組み合わせることで、さらにその魅力が引き立ちます。ここでは、数多くの現場を見てきたプロがおすすめする、ピンクベージュを使ったおしゃれな配色パターンをご紹介します。
ブラウンを合わせた落ち着きのある組み合わせ

ピンクベージュとブラウンは、アースカラー同士で相性抜群の、失敗しにくい王道の組み合わせです。
- ダークブラウン
屋根や付帯部(雨樋、破風板など)、またはツートンカラーのアクセントとして使うと、全体が引き締まり、重厚感と高級感のある落ち着いた印象になります。 - ライトブラウン
明るいブラウンや木目調の玄関ドアなどと合わせると、ナチュラルで温かみのある、優しい雰囲気を演出できます。
ホワイトを合わせた清潔感のある組み合わせ

ホワイトは、ピンクベージュの持つ柔らかな色合いを最大限に引き立て、家全体を明るく見せてくれる色です。
- 付帯部やサッシに
窓サッシや破風板、雨樋などにホワイトを使うと、輪郭がはっきりとし、清潔感のある爽やかな印象になります。 - ツートンカラーで
ベランダ部分だけをホワイトにするなど、ツートンで組み合わせると、軽やかで可愛らしい雰囲気が強調されます。
グレーを合わせた都会的な組み合わせ

意外に思われるかもしれませんが、ピンクベージュとグレーも洗練された印象を与える人気の組み合わせです。
- チャコールグレー
屋根や基礎部分に濃いグレーを合わせると、甘くなりがちなピンクベージュがキリっと引き締まり、スタイリッシュで都会的な印象になります。 - ライトグレー
淡いグレーと組み合わせると、上品でニュアンスのある、落ち着いた大人の雰囲気を演出できます。いわゆる「グレージュ」に近い外観になります。
屋根やサッシの色との相性
外壁の色を選ぶ際は、単体で考えるのではなく、すでに決まっている屋根や窓サッシ、玄関ドアの色とのバランスを考えることが非常に重要です。
- 屋根の色
黒、グレー、ブラウン系の屋根であれば、ほとんどのピンクベージュと調和します。 - サッシの色
白、黒、シルバー、ブラウン系のサッシが一般的ですが、これらとの相性も良好です。特に白やブラウン系のサッシは、ピンクベージュの温かみとマッチしやすいでしょう。
カラーシミュレーションなどを活用し、家全体を俯瞰して色のバランスを確認することをおすすめします。
もう迷わない人気ベージュ系カラーとの違いを徹底比較
「ピンクベージュもいいけど、モカベージュも気になる」「グレージュとはどう違うの?」と感じている方も多いのではないでしょうか。ここでは、よく比較検討される人気のベージュ系カラーとの違いを、特徴が分かりやすいように表にまとめました。
カラー系統 | 色味の特徴 | 与える印象 | おすすめの家のスタイル |
---|---|---|---|
ピンクベージュ | 赤みやオレンジみを含んだ、温かみのあるベージュ。 | 上品、華やか、優しい、可愛らしい | 洋風、南欧風、ナチュラル、モダン |
モカベージュ | コーヒーやチョコレートのような、少し濃いめのブラウンがかったベージュ。 | 落ち着き、重厚感、シック、ナチュラル | モダン、和モダン、クラシック |
グレージュ | グレーとベージュの中間色。クールさと温かみを両立。 | 洗練、都会的、スタイリッシュ、上品 | シンプルモダン、スタイリッシュ、北欧風 |
ライトベージュ | 白に近い、明るく淡いベージュ。アイボリーに近い色味。 | 明るい、清潔感、開放感、シンプル | スタイルを選ばない万能カラー |
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まとめ
今回は、外壁をピンクベージュにする際の施工事例から、後悔しないためのポイント、おしゃれな配色パターンまで、幅広く解説してきました。
最後に、この記事の重要なポイントを振り返りましょう。
- ピンクベージュは、モダンから洋風まで様々な家に合う魅力的な色
- 後悔しないためには、「面積効果」「日当たり」「艶」の3点に注意する
- ブラウンやホワイト、グレーとの組み合わせで、よりおしゃれな外観になる
- 理想のイメージを固めるには、モカやグレージュなどの類似色と比較検討することが有効
- 最終的な色選びは、必ず大きな見本板や「試し塗り」で確認することが最も重要
外壁の色は、お住まいの印象を決定づけるだけでなく、そこに住まうご家族の毎日を彩る大切な要素です。この記事が、あなたの後悔のない外壁塗装と、理想の住まいづくりを実現するための一助となれば、これほど嬉しいことはありません。
ピンクベージュの色選びで少しでも迷ったり、プロの意見を聞きたくなったりした際は、いつでも私たち株式会社YU-SHINにご相談ください。あなたの理想を形にするため、誠心誠意お手伝いさせていただきます。