外壁塗装を検討している皆さん、色選びで悩んでいませんか?
家の外観は、住む人の印象を大きく左右する大切な要素です。せっかく外壁塗装をするなら、おしゃれで、長く愛せる色を選びたいですよね。でも、色見本を見ているうちに、だんだん何色が正解なのか分からなくなってくる…そんな経験、ありませんか?
「汚れが目立たない色がいいけど、地味なのは嫌だな…」「家のデザインに合う色って、一体何色なんだろう?」「せっかく塗り替えるなら、おしゃれに見せたい!」そう思っている方も多いのではないでしょうか。
そんなあなたにおすすめなのが、「ベージュ」です!ベージュは、汚れが目立ちにくいだけでなく、どんな家にも合わせやすく、温かみのあるおしゃれな外観を演出してくれる万能カラーなんです。
そこでこの記事では、外壁塗装にベージュが選ばれる理由や、ベージュの種類、相性の良い色の組み合わせをご紹介します。
目次
外壁塗装でベージュが選ばれる6つの理由
ベージュは外壁塗装において、長年にわたり高い人気を誇る定番カラーです。その理由は、単に「おしゃれ」というだけでなく、実用性や周囲の環境との調和など、多岐に渡ります。ここでは、ベージュが外壁塗装で選ばれる具体的な理由を深掘りしていきます。
メリット1:汚れが目立ちにくい
外壁の汚れは、砂埃、排気ガス、雨垂れなど、様々な要因で発生します。特に都市部や交通量の多い道路沿いでは、汚れが目立ちやすい傾向にあります。しかし、ベージュはこれらの汚れと同系色であるため、汚れが目立ちにくいという大きなメリットがあります。例えば、砂埃はグレーや茶色に近い色をしていますが、ベージュはその中間色であるため、汚れが目立たず、外観を美しく保ちやすいのです。これは、日々のメンテナンスの手間を大幅に軽減することにも繋がります。
ベージュが汚れを目立たなくするのは、その色味が汚れの色と調和し、視覚的に目立たなくするためです。効果を最大限に発揮するには、適切なベージュの色味を選ぶことが重要です。明るすぎるベージュは汚れが目立つ可能性がありますが、中間色からやや濃いめのベージュを選ぶことで、汚れを目立たなくする効果を最大限に発揮できます。
メリット2:どんな家にも合う
ベージュは、和風、洋風、モダンなど、どんな建築様式にも調和する万能カラーです。例えば、和風建築では、落ち着いた雰囲気のベージュが瓦屋根や木材と調和し、上品な印象を与えます。一方、洋風建築では、明るいベージュが白い窓枠やレンガと相性良く、明るく開放的な雰囲気を作り出します。また、近年人気のモダンなキューブ型住宅では、濃いめのベージュがシックで洗練された印象を与えます。
ベージュがどんな家にも合うのは、中間色であり、他の色との調和を取りやすいからです。建物のデザインや周囲の環境に合わせて、適切なベージュの色味を選ぶことで、その効果を最大限に活かすことができます。
メリット3:周囲の景観に馴染みやすい
ベージュは、自然界に存在する土や砂の色に近く、周囲の景観に自然と馴染みます。特に、住宅地や自然豊かな環境では、ベージュの外壁は周囲の風景と調和し、落ち着いた印象を与えます。例えば、周囲に緑が多い住宅地では、ベージュの外壁は緑と調和し、自然な景観を作り出します。
ベージュが景観に馴染みやすいのは、アースカラーであり、自然界の色と共通性を持っているからです。周囲の環境の色調を考慮して、適切なベージュの色味を選ぶことで、周囲の景観との調和をより高めることができます。
メリット4:家を大きく見せる効果
ベージュは、白に近い明るい色味を持つため、膨張色として家を大きく見せる効果があります。特に、狭い敷地に建つ住宅や、平屋建ての住宅では、この効果は非常に有効です。例えば、同じ大きさの家でも、外壁がベージュと濃いグレーでは、ベージュの方が大きく見えます。
ベージュが大きく見えるのは、明るい色が光を反射し、視覚的に面積を広く感じさせるからです。周囲の建物とのバランスを考慮して、適切なベージュの色味を選ぶことで、この視覚効果を効果的に活用できます。
メリット5:温かみのある雰囲気
ベージュは、白よりも柔らかく、温かみのある雰囲気を与えます。これは、ベージュが人間の肌の色に近い色味を持っているため、人に安心感を与える効果があると言われています。例えば、白い外壁は清潔感がありますが、やや冷たい印象を与えることがあります。一方、ベージュの外壁は、温かく迎え入れてくれるような、親しみやすい印象を与えます。
ベージュが温かみを与えるのは、赤みや黄色みを含んでいるため、暖色系の印象を与えるからです。好みの雰囲気や建物のデザインに合わせて、適切なベージュの色味を選ぶことで、理想的な温かみを表現できます。
メリット6:経年変化に強く、メンテナンスが楽
ベージュは、他の色に比べて経年変化による色褪せが目立ちにくいというメリットもあります。これは、ベージュが比較的色あせしにくい顔料を使用している塗料が多いこと、また、色褪せしても目立ちにくい色味であるためです。そのため、長期的に美しい外観を保ちやすく、メンテナンスの手間や費用を抑えることができます。
ベージュの種類
外壁塗装に使用されるベージュは、一口にベージュと言っても、明るさや色味によって様々な種類があります。これらの種類を知ることで、理想の外観に近づける色選びが可能になります。ここでは、代表的なベージュの種類と、それぞれの特徴、そしてどのような外観に合うのかを解説します。
ノーマルベージュ系:明るさと落ち着きのバランス

ノーマルベージュ系は、明るすぎず暗すぎない、中間的な色味を持つ、まさに「定番のベージュ」と言えるでしょう。落ち着いた雰囲気と、程よい明るさのバランスが取れており、どんな家にも合わせやすいのが特徴です。
例えば、シンプルなデザインの住宅や、和風建築にもよく合います。色番号の例としては、日塗工(日本塗料工業会)の色見本帳に掲載されている「19-80D」などが挙げられます。この色味は、周囲の景観とも調和しやすく、飽きのこない外観を実現します。
ライトベージュ系:白に近い定番カラー

ライトベージュ系は、ベージュの中でも特に明るい色味で、白に近い印象を与えます。そのため、清潔感があり、明るく開放的な外観を好む方に人気です。
例えば、洋風の住宅や、南欧風の住宅によく合います。また、家を大きく見せる効果も期待できます。色番号の例としては、日塗工の「19-90B」などが挙げられます。この色味は、明るい印象を与えつつも、汚れが目立ちにくいというメリットも持ち合わせています。
モカベージュ系:大人っぽくシックな印象

モカベージュ系は、ベージュに茶色や黒を混ぜたような、深みのある色味が特徴です。落ち着いた雰囲気で、大人っぽくシックな外観を演出したい場合に適しています。
例えば、モダンなキューブ型住宅や、重厚感のあるデザインの住宅によく合います。色番号の例としては、日塗工の「15-40B」などが挙げられます。この色味は、落ち着いた印象を与えつつも、個性を表現できる色として人気があります。
オレンジベージュ系:明るく元気な印象

オレンジベージュ系は、ベージュにオレンジの色味を加えた、明るく元気な印象を与える色です。個性的で、温かみのある外観を好む方に適しています。
例えば、南欧風の住宅や、可愛らしい雰囲気の住宅によく合います。色番号の例としては、日塗工の「17-80H」などが挙げられます。この色味は、周囲の景観に彩りを添え、明るい印象を与えます。
ピンクベージュ系:柔らかく可愛らしい印象

ピンクベージュ系は、ベージュにピンクの色味を加えた、柔らかく可愛らしい印象を与える色です。優しい雰囲気の外観を好む方に適しています。
例えば、可愛らしいデザインの住宅や、女性らしい雰囲気の住宅によく合います。色番号の例としては、日塗工の「95-90D」などが挙げられます。この色味は、温かみと優しさを表現し、親しみやすい外観を作り出します。
施工事例:おしゃれなベージュの外壁塗装を紹介
実際にベージュで外壁塗装を行った施工事例を見ることで、具体的なイメージが湧き、色選びの参考になります。ここでは、様々な種類のベージュを使用したおしゃれな施工事例を紹介します。
事例紹介1:ノーマルベージュ×ホワイト

清潔感のある組み合わせです。ノーマルベージュをベースに、窓枠や軒天をホワイトで塗装することで、コントラストが生まれ、すっきりとした印象になります。
事例紹介2:ライトベージュで統一した家

ナチュラルな雰囲気です。外壁全体をライトベージュで統一することで、明るく開放的な印象になります。周囲の自然環境とも調和しやすく、落ち着いた雰囲気になります。
事例紹介3:モカベージュのキューブ型住宅

シックでモダンな印象です。モカベージュを外壁に使用することで、都会的で洗練された雰囲気になります。キューブ型のシンプルなデザインと相まって、スタイリッシュな外観になります。
事例紹介4:オレンジベージュの欧州風住宅

個性的なデザインです。オレンジベージュを使用することで、温かみと個性を表現できます。レンガ調のアクセントなどを加えることで、より欧州風の雰囲気を高めることができます。
事例紹介5:ピンクベージュとブルーの屋根の住宅

温かみのあるピンクベージュの外壁と落ち着いたブルーの屋根が特徴的な二階建て住宅です。三角形の大屋根が印象的で、玄関部分のアーチ状の窓や装飾的なデザインがエレガントな雰囲気を演出しています。
ツートンカラー:上下、左右、アクセント
ツートンカラーは、外壁を2色で塗り分けることで、デザイン性を高める手法です。上下で色を分けたり、左右で色を分けたり、アクセントとして一部に異なる色を使用したりと、様々なパターンがあります。例えば、1階部分を濃いベージュ、2階部分を明るいベージュで塗り分けることで、建物の高さを強調することができます。
縦ストライプ:スタイリッシュな外観

縦ストライプは、外壁に縦のラインを入れることで、スタイリッシュな外観を演出する手法です。ベージュと他の色を組み合わせることで、より効果的にデザイン性を高めることができます。
ナチュラル素材との組み合わせ

レンガ、タイル、木目調などのナチュラル素材とベージュを組み合わせることで、温かみのある自然な雰囲気を演出できます。例えば、外壁の一部にレンガを使用し、残りの部分をベージュで塗装することで、おしゃれな外観になります。
ベージュと相性の良い色の組み合わせ
ベージュは、その汎用性の高さから、様々な色と組み合わせることができます。組み合わせる色によって、外観の印象は大きく変わります。ここでは、ベージュと相性の良い色の組み合わせと、それぞれの組み合わせがどのような印象を与えるのかを解説します。
ベージュ×ブラウン:同系色で相性抜群

ベージュとブラウンは、どちらもアースカラーであり、同系色であるため、非常に相性が良い組み合わせです。落ち着いた、温かみのある外観を演出したい場合に適しています。例えば、ベージュをベースに、窓枠や屋根をブラウンで塗装することで、統一感のある、落ち着いた印象になります。
ベージュ×グレー:洗練された印象

ベージュとグレーは、都会的で洗練された印象を与える組み合わせです。モダンな住宅や、スタイリッシュな外観を好む方に適しています。例えば、ベージュをベースに、玄関ドアやアクセント部分をグレーで塗装することで、メリハリのある、洗練された外観になります。
ベージュ×ブラック:メリハリのあるデザイン

ベージュとブラックは、コントラストが強く、メリハリのあるデザインを作り出す組み合わせです。モダンでスタイリッシュな外観を好む方に適しています。例えば、ベージュをベースに、窓枠や玄関ドアをブラックで塗装することで、引き締まった、シャープな印象になります。
ベージュ×ホワイト:明るく清潔感

ベージュとホワイトは、明るく清潔感のある、定番の組み合わせです。どんな住宅にも合わせやすく、爽やかな外観を演出したい場合に適しています。例えば、ベージュをベースに、窓枠や軒天をホワイトで塗装することで、明るく開放的な印象になります。
ベージュ×グリーン:自然な雰囲気

ベージュとグリーンは、どちらも自然界に存在する色であり、自然な雰囲気を作り出す組み合わせです。周囲の自然環境と調和させたい場合に適しています。例えば、ベージュをベースに、アクセント部分をグリーンで塗装することで、落ち着いた、自然な印象になります。
外壁塗装の色選びで失敗しないためのポイント
外壁塗装の色選びは、完成後の後悔を防ぐために、慎重に行う必要があります。ここでは、色選びで失敗しないための重要なポイントを解説します。
ポイント1:面積効果を考慮する
面積効果とは、同じ色でも、塗る面積が大きくなるほど、明るい色はより明るく、暗い色はより暗く見える現象です。そのため、小さな色見本で見た色と、実際に外壁に塗った色では、印象が異なる場合があります。対策としては、実際に外壁に塗ったサンプルを確認することが重要です。業者によっては、試し塗りサービスを提供している場合があるので、積極的に活用しましょう。
ポイント2:光源による色の見え方の違い
色は、太陽光の下で見る場合と、室内照明の下で見る場合とで、見え方が異なります。そのため、色見本を室内だけで確認するのではなく、太陽光の下でも確認することが重要です。時間帯を変えて確認することで、より正確な色の見え方を把握することができます。
ポイント3:外壁材との相性
外壁材の種類によって、色の見え方が異なる場合があります。例えば、サイディングとモルタルでは、同じ色を塗っても、質感の違いから色の見え方が変わってきます。そのため、業者に相談し、外壁材との相性を考慮した色を選ぶことが重要です。
ポイント4:カラーシミュレーションは参考程度に
最近では、インターネット上でカラーシミュレーションができるサービスが多くありますが、これはあくまで参考程度に留めておくべきです。実際の色とは異なる場合があるため、試し塗りや施工事例も参考にしながら、色を選ぶことが重要です。
ポイント5:複数の業者に相談する
複数の業者に相談することで、様々な提案を受けることができ、色選びの選択肢を広げることができます。また、業者の専門的な意見を聞くことで、より適切な色を選ぶことができます。
ポイント6:焦らずじっくりと色を決める
外壁塗装の色は、一度塗ってしまうと、簡単に変更することはできません。そのため、焦らずじっくりと色を決めることが重要です。後悔しない色選びをするために、時間をかけて検討しましょう。
まとめ:ベージュの外壁塗装で理想のマイホームを実現しよう!
この記事では、外壁塗装におけるベージュの魅力と、理想のマイホームを実現するためのヒントをたっぷりとお届けしました。ベージュが持つ汚れにくさ、どんな家にも調和する汎用性、そして温かみのあるおしゃれな外観は、まさに外壁塗装に最適な選択肢と言えるでしょう。豊富な種類の中からお好みのベージュを見つけ、相性の良い色と組み合わせることで、さらに個性的で魅力的な外観を演出できます。
今回ご紹介した施工事例や色の組み合わせは、あくまでもほんの一例です。外壁塗装の世界は奥深く、様々な素材やデザイン、そして無限のカラーバリエーションが存在します。もし、もっと他の色についても知りたい、具体的な塗料の種類や費用について詳しく知りたい、という方は、ぜひ弊社の他の記事もご覧ください。外壁塗装に関するあらゆる情報が満載で、きっとあなたの家づくりに役立つ情報が見つかるはずです。
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