雨風や紫外線にさらされ続ける外壁は、年月とともに劣化していきます。
気が付いたらひび割れや色褪せが目立ち、ご近所との差が目立つようになってしまった…なんて経験はありませんか?
外壁塗装は、単なる見た目の問題ではありません。
放置すれば、雨漏りなどの深刻な問題を引き起こす可能性も高くなります。
しかし、外壁塗装は費用も時間もかかる大掛かりな工事です。
いつ必要になるのか、どんなメリット・デメリットがあるのか、迷っている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、外壁塗装の必要性から、ベストなタイミングまで、初心者にもわかりやすく解説します。
外壁の悩みを解決し、美しい住まいを守るためのヒントを見つけてください!
目次
外壁塗装の必要性
新築時に塗られている塗料は、なぜ定期的に塗り替える必要があるのでしょうか?
それは、建物と塗料(塗膜)の耐用年数が異なることが原因なんです。
一般的に、一戸建て住宅の耐用年数は約30年と言われています。
一方、外壁の塗膜の耐用年数は通常7年から10年ほどしかありません。
つまり、建物は問題なく使えていても、外壁の塗膜は劣化してしまうのです。
劣化した塗膜は、本来の機能を果たせなくなり、以下のような問題を引き起こします。
- 雨漏り:ひび割れたり剥がれたりした箇所から雨水が侵入し、建物の内部を腐食させてしまいます。
- カビや藻の発生:湿気や汚れが溜まりやすくなり、カビや藻が発生しやすくなります。
- 断熱性能の低下:塗膜が劣化すると、建物の断熱性能が低下し、夏は暑く冬は寒くなります。
- 建物の美観損失:色褪せや汚れが目立ち、建物の外観が損なわれます。
放置すればするほど、建物へのダメージは大きくなり、補修費用も高額になります。
そこで、外壁塗装が必要なのです。
外壁塗装をするメリット
外壁塗装には、主に以下の3つのメリットがあります。
メリット①:外観を美しく保ち、資産価値を守る
外壁塗装は、建物の外観を美しく保つ効果があります。
塗装膜が外壁を覆い、色あせや汚れを防ぐことで、新築のような美しい外観を長年維持することができます。
また、外壁塗装をすることで、建物の資産価値を守ることもできます。
定期的にメンテナンスを行い、外観を良好に保つことで、売却時の査定額アップにもつながります。
さらに、イメージチェンジしたい方にもおすすめです。
メリット②:外壁の劣化を遅らせることで、建物の寿命を延ばせる
外壁は、雨風や紫外線、汚染物質などの影響を受け、年月とともに劣化していきます。
塗装膜が劣化すると、ひび割れや剥がれ、色あせなどの症状が現れ、雨漏りや建物の構造体の劣化につながる可能性があります。
外壁塗装をすることで、新しい塗装膜で外壁を覆い、劣化を遅らせることができます。
また、塗装膜が建物の表面を覆うことで、雨風や紫外線、汚染物質から守り、建物の寿命を延ばすこともできます。
メリット③:建物の機能性を向上させることができる
最近の外壁塗装には、遮熱効果や防水効果、防カビ効果など、様々な機能性を持った塗料があります。
住環境に合った塗料で外壁塗装をすることで、建物の機能性を向上させることができます。
例えば、遮熱効果のある塗料を使用することで、室内の温度上昇を抑え、冷房費を節約することができます。
外壁塗装のデメリット
結論から言うと、外壁塗装には、ほとんどデメリットはありません。
唯一考えられるデメリットとしては、費用がかかるという点が挙げられます。
外壁塗装の費用は、使用する塗料の種類や建物の大きさ、施工業者によって異なりますが、一般的には数十万円から数百万円程度です。
決して安い費用ではありませんので、事前にしっかりと見積もりを取ることが大切です。
外壁塗装を行わないリスク
外壁塗装を行わないことで起こる4つのリスクについて詳しくご紹介します。
1. 見栄えや悪臭
外壁塗装が剥がれたり、色あせたりすると、建物の外観が損なわれてしまいます。
また、カビや藻が生えると、悪臭が発生することもあります。
ご近所への悪印象を与えてしまうだけでなく、建物の資産価値も低下してしまいます。
2. 雨漏り
外壁塗装が劣化すると、雨水が外壁の隙間から侵入し、雨漏りを引き起こす可能性があります。
雨漏りは、建物の構造体を腐食させ、深刻な被害をもたらします。
カビやダニの繁殖にもつながり、健康被害のリスクも高くなります。
外壁塗装は、雨水の侵入を防ぎ、建物を守る重要な役割を果たします。
3. シロアリ被害
雨漏りを放置したままにしておくと、内部腐食やシロアリ被害という恐ろしい結末が待っています。
雨水が壁や床から侵入し、木材を腐食させてしまうのです。
柱や土台などの構造材も例外ではなく、腐食が進めば耐震性が低下し、建物の倒壊という最悪の事態も起こりえます。
さらに、腐食した木材はシロアリにとって格好の餌となり、被害が拡大する可能性も高くなります。
シロアリは、建物の構造体を食害し、家屋全体の崩壊につながる恐れがあります。
恐ろしいことに、内部腐食やシロアリ被害は、普段生活していて気づくことがないことが多いのです。発見が遅れ、劣化が著しく進行してしまっている場合も少なくありません。
4. 劣化が進むと費用が高額になる
外壁塗装は、劣化の程度によって費用が異なります。
軽度な劣化であれば、比較的安価で済む場合が多いですが、劣化が進行すると、高額な費用が必要になります。
外壁塗装を先延ばしにすると、劣化が進み、塗り替え以上の金額負担になる可能性があります。
早めに対処することが、結果的に費用を抑えることにつながります。
外壁塗装のベストなタイミング
外壁塗装は、建物を長持ちさせ、美観を保つために欠かせないメンテナンスです。
しかし、いつ外壁塗装を行うべきなのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ここからは、外壁塗装のベストなタイミングについて詳しくご紹介します。
前回の外壁塗装を基準に判断する
外壁塗装のベストなタイミングを判断する一つの目安は、前回の外壁塗装から経過した年数です。
一般的に、外壁塗装の耐用年数は10年程度と言われています。
前回の外壁塗装から10年以上経過している場合は、そろそろ外壁塗装を検討する時期と言えます。
ただし、これはあくまで目安であり、外壁の状態によって異なります。
外壁の状態が気になる場合は、専門業者に調査してもらうことをおすすめします。
外壁の状態を見て判断する
外壁塗装のベストなタイミングを判断するもう一つの方法は、外壁の状態をチェックすることです。
外壁に以下のような症状が見られる場合は、外壁塗装を検討する時期です。
- チョーキング:外壁を触ると白い粉が付着する
- 塗膜の剥がれ:塗装が剥がれ落ちたり、浮いたりしている
- ひび割れ:塗装にひび割れが発生している
- 色褪せ:外壁の色が褪せている
- 塗膜の膨れ:塗装が膨らんでいる
- 無数の傷:外壁に無数の傷がある
- サビ:外壁にサビが発生している
- 著しい藻・コケ:外壁に藻やコケが著しく発生している
これらの症状は、外壁の劣化が進んでいるサインです。
放置すると、雨漏りやシロアリ被害などの深刻な問題を引き起こす可能性があります。
外壁の状態が気になる場合は、専門業者に調査してもらうことをおすすめします。
外壁を長持ちさせるコツ
ここからは、外壁塗装を長持ちさせるコツについて詳しくご紹介します。
耐用年数の長い塗料を使う
外壁塗装を長持ちさせるためには、耐用年数の長い塗料を使うことが重要です。
塗料には、様々な種類があり、それぞれ耐用年数が異なります。
一般的には、シリコン塗料やフッ素塗料などの高耐久塗料がおすすめです。
高耐久塗料の中には、耐用年数が15年以上と言われているものもあります。
もちろん、高耐久塗料は費用が高くなります。
予算に合わせて、適切な塗料を選ぶことが大切です。
専門業者に定期的に点検してもらう
外壁塗装を長持ちさせるためには、こまめにご自宅の点検を専門業者にお願いすることも重要です。
専門業者は、外壁の状態を判断し、適切なメンテナンスアドバイスをしてくれます。
外壁に異常が見られる場合は、すぐに専門業者に相談しましょう。
早期発見・早期治療が、外壁塗装を長持ちさせるポイントです。
まとめ
外壁塗装は、建物を長持ちさせ、美観を保ち、快適な住環境を実現するために欠かせないメンテナンスです。
しかし、外壁塗装を行わないことで、雨漏りやシロアリ被害などの深刻な問題を引き起こす可能性があります。
外壁の状態が気になる場合は、ぜひ専門業者に相談してみてください。
適切な時期に外壁塗装を行うことで、建物の寿命を延ばし、資産価値を守ることができます。
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