新築や塗り替えで外壁塗装を検討中の方、こんなお悩みはありませんか?
せっかく塗装するなら、できるだけ長持ちさせたい!
でも、塗料の種類が多くてどれを選べばいいのかわからない…
実は、外壁塗装の耐久性を左右する重要な要素の一つが、塗料の種類です。
中でも、フッ素塗料は高い耐久性で長持ちすることから、近年多くの住宅で選ばれています。
フッ素塗料は、一体どのような特徴があり、どんな場面でおすすめなのでしょうか?
本記事では「長持ちする外壁塗装」を実現する、高性能なフッ素塗料について詳しく解説します。
フッ素塗料を使った塗装を検討している方や、建物のメンテナンスに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
フッ素塗料の特徴とメリット
外壁塗装には様々な種類がありますが、その中でも特に耐久性の高い「フッ素塗料」は、長持ちする塗料として注目されています。
フッ素塗料は、フッ素樹脂を主成分とした塗料で、高い耐久性、耐候性、耐熱性、親水性、防藻性、防カビ性、防水性などの優れた特性を持つ高分子材料です。
フッ素塗料は、他の塗料と比べてどのような特徴があるのでしょうか?
フッ素塗料の特徴とメリット①:驚異の耐久性!15年以上塗り替え不要!?
フッ素塗料は、他の塗料と比べて圧倒的な耐久性を誇ります。
外壁の場合、他の塗料の耐用年数が5~10年なのに対し、フッ素塗料は15年以上塗り替え不要とされるケースもあり、コストとのバランスを考えると、結果的にはコストパフォーマンスが高くなります。
フッ素塗料の特徴とメリット②:汚れにくい!親水性
親水性とは、水と親和性(なじみやすさ)が高い性質を指します。
フッ素塗料は、親水性が高いため、表面はなめらかで汚れにくく、塗膜に付着した汚れも雨水で自然に洗い流してくれます。
そのため、外壁を長期間キレイに保てます。
フッ素塗料の特徴とメリット③:雨にも雪にも強い!高い耐候性
耐候性とは、屋外で日光、風雨などの自然環境に対して、劣化しにくい性質のことを指します。
フッ素塗料は、耐候性が高い素材のため、紫外線による色あせや変色などの影響を受けにくく、長期間紫外線や風雨にさらされても新築の様な美観を維持することができます。
また、酸性雨や塩害にも強く、過酷な環境でも外壁を守ります。
海辺や工場地帯など、厳しい環境にも最適です。
フッ素塗料の特徴とメリット④:熱にも負けない!高い耐熱性
フッ素塗料は、高い耐熱性を持ち、太陽光の熱による劣化にも強いです。
外壁の温度上昇を抑え、室内温度の快適さを保ちます。
フッ素塗料の特徴とメリット⑤:雨漏りを防ぐ!防水性(耐水性)
フッ素塗料は、防水性も高く、雨漏りを防ぎます。
雨水の浸入による建物の劣化を防ぎ、長持ちさせることができます。
フッ素塗料の特徴とメリット⑥:カビや藻の発生を抑える!防藻性、防カビ性
フッ素塗料には、塗膜自体にカビや藻の発生を抑える効果があります。
カビや藻を完全に防ぐほどの効果はないですが、他の塗料に比べて外壁を清潔に保ち、美観を維持できます。
フッ素塗料のデメリット
フッ素塗料は高い性能を持つ塗料ですが、デメリットも存在します。
以下では、フッ素塗料のデメリットを詳しく解説していきます。
フッ素塗料のデメリット①:予算を大きく上回る可能性
フッ素塗料は、他の塗料と比べて価格が高く、費用を抑えたい方には大きな負担となる可能性があります。
一般的な塗料の2倍~3倍の費用がかかる場合もあり、外壁全体を塗装すると、数十万円~数百万円の費用になることもあります。
フッ素塗料のデメリット②:ひび割れに注意
フッ素塗料は、耐久性に優れている一方で、塗膜が硬いため、外壁の動きに追従できず、ひび割れが発生しやすいというデメリットがあります。
外壁材がモルタルである場合などは、特に注意が必要となります。
また、フッ素塗料は、他の塗料との相性が悪く、上塗りすることが難しいという特性があります。
そのため、塗り替えの際には、再びフッ素塗料を選択する必要がある場合が多くなります。
さらに、フッ素塗料は、塗装技術が要求されるため、経験豊富な業者に依頼することが重要です。
フッ素塗料のデメリット③:デザインの選択肢が限定される
フッ素塗料は、ツヤありの仕上がりしか選べないという制限があります。
ツヤありの塗料は、光沢があり、高級感のある仕上がりになりますが、ツヤ消しのマットな仕上がりを希望されている方には不向きです。
フッ素塗料が向いている方
長期的な視点でコストを考えたい方
フッ素塗料は、他の塗料と比べて初期費用が高くなります。
しかし、15年以上塗り替え不要と言われるほど高い耐久性を誇るため、長い目で見ればメンテナンス費用を抑え、トータルコストを節約できます。
光沢のある美しい外観を求めている方
フッ素塗料は、光沢のある仕上がりで、重厚感や高級感の外観を演出したい方におすすめです。
塗料の種類別費用と耐用年数
様々な塗料がある中で、高性能なフッ素塗料は多くの注目を集めています。
しかし、フッ素塗料は費用が高く、他の塗料と比較する必要があります。
ここでは、他の塗料とどれぐらい費用が変わるのか違いを見ていきましょう。
塗料の種類 | 価格相場(1㎡あたり) | 耐用年数 |
アクリル塗料 | 1,000~1,600円 | 3~5年 |
ウレタン塗料 | 1,400~2,300円 | 5~8年 |
シリコン塗料 | 1,800~2,800円 | 7~13年 |
ラジカル塗料 | 2,200~3,200円 | 8~14年 |
フッ素塗料 | 3,500~5,000円 | 10~15年 |
このように、フッ素塗料は、ウレタン塗料やシリコン塗料と比べるとやや高価です。
しかし、その耐久性と長寿命から見ると、コストパフォーマンスが優れています。
施工費用は高めですが、長期的な視点で見ると、投資に値する塗料と言えます。
予算とのバランスを考えながら選択することが重要です。
フッ素塗料は業者選びが重要
フッ素塗料は弾力性が低いため、間違った施工方法だとひび割れしやすくなります。
そのため、弾性の高いタイプのフッ素塗料を選ぶか、コーキングを後で施工するなどの対策が必要です。
また、一般住宅での利用が比較的新しいため、塗装に慣れていない業者も存在します。
優良業者を選ぶことも重要で、施工実績やフッ素塗料の使用歴を確認しましょう。
信頼できる業者と相談して、フッ素塗料のメリットを最大限に引き出しましょう。
まとめ
フッ素塗料は、高い耐久性と多彩な機能性を兼ね備えた、外壁塗装に最適な塗料と言えます。
しかし、費用が高額であることや、塗装技術が高度であることから、業者選びが非常に重要になります。
外壁塗装は、住まいの美観を保つだけでなく、資産価値を守るためにも重要な役割を果たします。
フッ素塗料は、長い目で見たときにはコストパフォーマンスの高い塗料と言えますが、デメリットも理解した上で、慎重に検討することが大切です。
この記事で紹介した内容を参考に、あなたにとって最適な塗料を選び、理想の外壁を実現しましょう。
外壁塗装に関する疑問や不安は、塗装業者に相談することをおすすめします。
後悔のない外壁塗装のために、ぜひこの記事を参考にしてください。
株式会社YU-SHINは、塗装に関連した様々な事業を展開しております。
外壁・屋根塗装はもちろん、足場仮設や防水工事、補修工事など、戸建てからビル・マンションの大規模工事まで幅広く行っております。
どんな些細なことやお困り事でも当社のプロフェッショナルにお任せください。
お問い合わせ・ご相談はこちら