雨風や紫外線にさらされ続ける外壁は、いつの間にか色あせやひび割れが目立ち始め、家の老朽化を感じさせてしまいます。
そこで今回は、外壁塗装における選択肢の一つである「アクリル塗料」について詳しくご紹介します。

この記事では、アクリル塗料の特徴やメリット・デメリット、他の塗料との比較などを詳しく解説します。
さらに、アクリル塗料がおすすめの方についてもご紹介しますので、ぜひ参考にして、マイホームにぴったりの塗料を見つけてください。

外壁塗装におけるアクリル塗料とは?

アクリル塗料とは、アクリル樹脂を主成分とした塗料です。
1950年代に登場して以来、安価で扱いやすいことから、長年、外壁塗装に広く使用されてきました。

近年では、より高性能な塗料が開発されているため、外壁塗装におけるアクリル塗料の使用頻度は減少していますが、室内塗装やDIY塗装には最適な塗料と言えるでしょう。

アクリル塗料のメリット

アクリル塗料のメリットは以下の通りです。

メリット①:安価

アクリル塗料は、他の塗料と比べて安価なのが一番のメリットです。
外壁塗装には足場代や人件費など様々な費用がかかりますが、アクリル塗料を選ぶことで、トータルコストを抑えることができます。

メリット②:扱いやすい

アクリル塗料は、水性塗料なので、シンナーなどの溶剤がいらないのが特徴です。
匂いが少なく、換気を気にせず作業することができます。
また、水で薄めることができるので、道具の洗浄も簡単です。

メリット③:色や種類が豊富で、ツヤの有無も選べる

アクリル塗料は、顔料の種類が豊富で、様々な色や光沢を選ぶことができます。
好みの色に塗り替えることで、マイホームの外観をガラッと変えることができます。

メリット④:透湿性が高い

アクリル塗料は、透湿性に優れています。
塗膜が呼吸するように湿気を逃がすので、結露やカビなどの発生を抑制することができます。

メリット⑤:重ね塗りがしやすい

アクリル塗料は、重ね塗りがしやすいという特徴があります。
下地処理なしで直接上塗りをしてもしっかりと定着させることができます。
頻繁に塗り替える場所にアクリル塗料を用いれば、塗り直しの時期が来ても最低限の下準備だけで塗り直し作業ができるので、メンテナンスコストを削減できます。

アクリル塗料のデメリット

アクリル塗料を使用するメリットはたくさんありますが、デメリットも理解しておくことが大切です。

デメリット①:劣化が早い

アクリル塗料は、紫外線に弱いというデメリットがあります。
3~5年程度で色あせやひび割れが目立ち始め、塗り替えが必要になります。
他の塗料と比べると耐用年数が短いという点に注意が必要です。

デメリット②:ひび割れが起きやすい

アクリル塗料は、塗膜が硬くなるという特徴があります。
経年劣化によって塗膜が硬くなると、ひび割れが発生しやすくなります。
ひび割れは、見た目が悪くなるだけでなく、雨水が浸透して建物を劣化させる原因にもなります。

デメリット③:ランニングコストが高くなる

アクリル塗料は、耐用年数が短いため、塗り替えサイクルが短くなります。
一般的に、アクリル塗料の塗り替えサイクルは3~5年程度と言われています。
他の塗料と比べると、ランニングコストが高くなるという点に注意が必要です。

デメリット④:浸透性が良すぎる

高い浸透性は、室内の湿気を外部に逃がすというメリットがありますが、外部の湿気も逆に取り込んでしまうというデメリットもあります。
特に、雨が多い地域や湿度の高い地域では、カビや結露の原因となる可能性があります。

他の塗料との比較

外壁塗装を検討する際に、様々な塗料の中から最適なものを選ぶのは難しいですよね。
そこで今回は、アクリル塗料が他の塗料とどれぐらい費用が変わるのか違いを見ていきましょう。

塗料の種類価格相場(1㎡あたり)耐用年数
アクリル塗料1,000~1,600円3~5年
ウレタン塗料1,400~2,300円5~8年
シリコン塗料1,800~2,800円7~13年
ラジカル塗料2,200~3,200円8~14年
フッ素塗料3,500~5,000円10~15年

このように、アクリル塗料は他の塗料に比べて安価です。
しかし、耐用年数から見ると、コストパフォーマンスが低いといえます。

アクリル塗料がおすすめの方

短期間に塗り替えたい方

アクリル塗料は、耐用年数が短いというデメリットがあります。
しかし、塗り替えサイクルが短いということは、常に最新の塗料で外壁を美しく保つことができるというメリットでもあります。
流行に敏感な方や、頻繁にイメージチェンジしたい方にはおすすめです。

とにかく費用を抑えたい方

アクリル塗料は、他の塗料と比べて安価です。
外壁塗装には足場代や人件費など様々な費用がかかりますが、アクリル塗料を選ぶことで、トータルコストを抑えることができます。
予算を重視する方には、最適な塗料と言えるでしょう。

外壁ではなく内装工事

アクリル塗料は、外気にさらされない内部塗装であれば、10年以上の使用が可能です。
外壁塗装ではなく、内装の天井や壁などの塗装にアクリル塗料を使用するのもおすすめです。

デザイン性や仕上がりにこだわる方

アクリル塗料は、豊富なカラーバリエーションがあります。
好みの色に塗り替えることで、マイホームの外観をガラッと変えることができます。

また、ツヤ消しやツヤありなど、光沢感も選ぶことができます。
個性的なデザインや高級感のある仕上がりを求める方におすすめです。

軒天井などの湿気が多い箇所の塗装

アクリル塗料は、透湿性が高いという特徴があります。
塗膜が呼吸するように湿気を逃がすので、結露やカビなどの発生を抑制することができます。
軒天井や浴室などの湿気が多い箇所の塗装におすすめです。

まとめ

アクリル塗料は、安価で扱いやすく、豊富なカラーバリエーションというメリットがあり、初心者にも人気の高い塗料です。
DIYにもおすすめで、短期間でイメージチェンジしたい方にも最適です。

しかし、耐用年数が短いというデメリットもあります。
頻繁に塗り替えが必要になることを理解した上で、予算やデザイン、外壁の状態などを考慮して、最適な塗料を選びましょう。

外壁塗装は、建物の寿命を延ばし、美観を保つために欠かせません。
今回ご紹介したアクリル塗料以外にも、シリコン塗料やウレタン塗料など、様々な塗料があります。

塗装業者に相談し、建物の状態や環境に合った塗料を選ぶことをおすすめします。

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